「女々しい男」って何?時代遅れな言葉が使われ続ける今日この頃。

「女々しい男」って何? 考え方の備忘録。
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気になり始めたのは大学生になってから。

女々しいって言葉、中学生の時からよく耳にはしていた。

金爆の曲も面白がって歌っていた。

 

だけど、なぜだろう。

いつからか、使いたくない言葉になった。

女々しいという言葉には、「弱っちい」、「意気地なし」、「未練がましい」といった意味があるらしい。大抵の場合は男性に対して使われる。

どうしてそんな否定的な意味の言葉に「女」という漢字が2回も繰り返し使われているのか。女というのは弱っちく、意気地なしで、未練がましいものなのか。

 

なんかもやもやする。

男性に対して「女々しくて嫌だ」と言っている女性は、なんだか「女」を卑下しているようにも感じてしまう(考えすぎ)。

 

男とか女とか性別関係なく、人間は誰しも弱くて意気地なしで未練がましい一面を持っている。

男性が別れた相手との思い出を引きずって次に行けないことなんてよくあるし、女性が相手にスパッと別れを告げて次に行くことだってよくあるだろう。

 

「女性は弱くてもいい、むしろそれが良い、男性は弱いところを見せてはならず、強くないといけない」そんな考え方が私たちの中に染み付いているのではないだろうか。

それが暗黙の了解やアンコンシャスバイアスのようになっており、少しでも違う特徴を持った人がいると「女々しい」、「雄々しい」と言って否定(あるいは期待との相違点を指摘)したくなってしまうのだろう。

 

もちろん性別によってフィジカル面に特徴や差があるのは承知だ。

 

だけど、性格や感性については生まれ育った環境によってそれぞれ違うはずで、性別を基準に白と黒に分けることなんてできないと思う。最近は特に若い世代ではそれを理解している人が多いような気もする。

 

時代遅れな「女々しい」という言葉が使われなくなる日が来てほしいと思うけど、これって理想論なのかな。

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